根津さんは、お米作りには欠かせない、土作りに徹底的にこだわった生産者です。
20年以上も前から有機栽培に取り組んでおり(20年の有機栽培歴というのは、有機栽培初期からということです。誰も「有機栽培」なんて知らなかった頃から取り組んでいます)健康を提供したいから、自分で見極めた肥料だけを「自分で作っている」のが特徴です。
肥料まで自分で作るこだわり農家は、ほぼ存在しません。
みなさん農協で購入するのが普通です。
なぜかというと、肥料まで作ると手がかかり大変。
お米量産ができなく農家としての収入が少なくなるからです。
肥料は魚や肉などの動物性原料は一切使わず植物性のものだけを厳選。
数年寝かせて土を完熟させることにより、健康的な土で美味しい農作物を作っています。
こうして土にこだわることにより、「たべたときなにが違うのか?」と思うかもしれませんが、やはり、その肥料や土、水がお米を育てるので味の系統は自ずと違ってきます。
船越さんの感想は……
「舌の両側に甘みが押し寄せてくる! すごい主張ですね。
海苔をちょっとのせて、食べたいお米。
無農薬なんですね。だから素直なんだ」
(たぶん)放送ではカットされてしまうと思いますが……。
撮影現場はこの船越さんのひとことでスイッチが入ってしまった岩佐が、あつ〜く、あつ〜く、根津さんの土作りの努力を語ってしまいました。
それを優しく聞いてくださる船越さんの笑顔がとても印象的でした。
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