TV東京系「ソロモン流」でご紹介したお米!
どれも「米屋 自遊人」、自慢の味です。
テレビではご紹介しきれなかった、魅力、特徴を、自遊人の米・食味鑑定士、藤本がじっくりご紹介します!

収録が行われたのは11月下旬。都内の某キッチンスタジオでした。
もちろん収穫したばかりの新米を、直前精米。
自遊人スタッフが現場でひとつずつ土鍋で丁寧に炊いて、召し上がっていただきましたー!

当日、船越英一郎さんに召し上がっていただいたのは、3種類のお米。
どれも、新潟県魚沼産コシヒカリですが、作る農家によって、こんなに味が違うんです! ……ということを、どーーーーーしても、船越さんにお伝えしたくて、ちょっとわがままを言って、こんな機会をもうけていただきました。
(「ソロモン流」スタッフの皆様。本当にありがとうございます!)

自遊人の食品販売門責任者。
食の安全性を追求するため、2012年2月、「第三種放射線取扱主任者」取得。2004年、米・食味鑑定士取得。
今までに食べ比べたお米は1000種以上、ほぼ一年中、田んぼの近くで過ごす、米の専門家。お米にうるさい自遊人スタッフの中でもその知識・見識はピカ一。もちろん自分で田植え、草刈り、稲刈りもこなします。

ちなみに、今回の「味比べ」に使った土鍋はこちら。「かまどさん」。誰でも簡単に美味しく土鍋炊きごはんを楽しめます。オススメです!


ソロモン流でご紹介したお米
農林水産省認定「農業技術の匠」
が作るコシヒカリ
今井守夫さん・聡さん作
減々農薬・有機質肥料50%のコシヒカリ
ソロモン流でご紹介したお米
自家製たい肥使用。無農薬・無化学肥料の究極の魚沼産コシヒカリ
根津長子さん作
有機JAS認定・マガモ農法のコシヒカリ
ソロモン流でご紹介したお米
ミシュラン三つ星店が
惚れた味。
鉄腕DASHにも出演のカリスマ農家
ホタルのいる田んぼ限定
鈴木清さん作日本一のコシヒカリ



新潟・南魚沼産と言われる魚沼のなかでも美味しい町で、一番最初に有機栽培で米作りをはじめた農家です。

いまでは今井さんや一緒に有機栽培に真面目に取り組んできたおかげで、有機栽培に取り組む生産者は増えました。

実は南魚沼、という場所は昔から、日本のなかでもトップに君臨する魚沼産コシヒカリ生産地域だけに、有機栽培に取り組む農家は、他県に比べてかなり少なかった現実があります。


今井さんは、お父様とともに、ずっと魚沼産コシヒカリ一筋でやってきた専業農家。
農水省行っている「農業の匠」としても認定されています。

これは、後生に継承すべきすばらしい技術をもった農業者だけに贈られるものです。

実際に、食べ比べていただいた船越さんからは

「美味しいね。毎日でも食べたいお米。
たらことかそういうおかずがぴったりくるのは今井さんですね。
おにぎりにするのも今井さんかな。
素直な甘みで、何でも受け入れる包容力がありますよね。
お弁当にもおにぎりでもなんでも美味しいと思います」

と褒めていただきました! ありがとうございます。



根津さんは、お米作りには欠かせない、土作りに徹底的にこだわった生産者です。

20年以上も前から有機栽培に取り組んでおり(20年の有機栽培歴というのは、有機栽培初期からということです。誰も「有機栽培」なんて知らなかった頃から取り組んでいます)健康を提供したいから、自分で見極めた肥料だけを「自分で作っている」のが特徴です。


肥料まで自分で作るこだわり農家は、ほぼ存在しません。
みなさん農協で購入するのが普通です。
なぜかというと、肥料まで作ると手がかかり大変。
お米量産ができなく農家としての収入が少なくなるからです。


肥料は魚や肉などの動物性原料は一切使わず植物性のものだけを厳選。
数年寝かせて土を完熟させることにより、健康的な土で美味しい農作物を作っています。


こうして土にこだわることにより、「たべたときなにが違うのか?」と思うかもしれませんが、やはり、その肥料や土、水がお米を育てるので味の系統は自ずと違ってきます。

船越さんの感想は……

「舌の両側に甘みが押し寄せてくる! すごい主張ですね。
海苔をちょっとのせて、食べたいお米。
無農薬なんですね。だから素直なんだ」

(たぶん)放送ではカットされてしまうと思いますが……。
撮影現場はこの船越さんのひとことでスイッチが入ってしまった岩佐が、あつ〜く、あつ〜く、根津さんの土作りの努力を語ってしまいました。
それを優しく聞いてくださる船越さんの笑顔がとても印象的でした。



このお米は、南魚沼産のなかでもさらに美味しいお米がとれる地域として知られる「西山」と呼ばれる地域のもので、地元でも手に入らないほど狭い地域で行き先はすべて決まっているほどのお米です。

米作りに適した土壌と、周辺地域でも美味しい水と言われる湧き水を使って米作りをしています。
水がきれいで農薬をほとんど使っていないから、鈴木さんの田んぼには、蛍やタニシが数多く生息しています。

「わ! 口に入れてから甘みが伝わるスピードが圧倒的に早いですね。
香りが特徴的で、ごはんのいやな香りじゃぜんぜんなくて、個性的な香り。
僕だったら、何にもおかずなし。そう、ごはんだけを楽しむか、ちょっとの梅干し。もうそれだけで充分ですよ!特別感の強いお米ですね」

と、船越さん。
さらに、こんな嬉しいお話をいただきました。


「こういうごはんの食べ比べをしたのはじめてですけれど、こんなに味がはっきりちがうものなんですね。
これだけ違うのであれば、楽しい! 本当はお米だって、TPOにわけて食べたっていいんですよね」

まさにそのとおり!!!
日本人は身近な存在すぎるからか、お米を「お米」として食べますが、ぜひ、ワインを楽しむように、TPOによってお米を使い分けて見て欲しいな、といつも思っています。
今日はパーティーだから、とっておきのごはんを、とか。
日常使いは、このお米を……とか。

キッチンのある自遊人オフィスでは、よく一緒に食卓を囲みますが、実は毎日、試食を兼ねて、いろいろなお米を食べ比べています。
とっても楽しいですよ!

実は、今回ご紹介した3人の農家のお米は実は24年産のお米はほぼ完売。
「米屋 自遊人」自慢のラインナップのなかでも、ほぼ毎年、ご予約で完売するお米です。
ぜひ、皆さんもご自宅で、この美味しさをご体験下さい。


ソロモン流でご紹介したお米
農林水産省認定「農業技術の匠」
が作るコシヒカリ
今井守夫さん・聡さん作
減々農薬・有機質肥料50%のコシヒカリ
ソロモン流でご紹介したお米
自家製たい肥使用。無農薬・無化学肥料の究極の魚沼産コシヒカリ
根津長子さん作
有機JAS認定・マガモ農法のコシヒカリ
ソロモン流でご紹介したお米
ミシュラン三つ星店が
惚れた味。
鉄腕DASHにも出演のカリスマ農家
ホタルのいる田んぼ限定
鈴木清さん作日本一のコシヒカリ



食べ比べていただく時のコツ(?)ですが。
ぜひ、同条件で準備し、炊きあげて、お召し上がり下さい。
ご自宅ではなかなか難しいかもしれませんが、同条件で同時に炊きあげると、味の違いがより際だってわかります。
楽しいですよ!

もちろん1つずつ召し上がっていただいても味の違いはわかります。
ですが、同条件、で炊いて下さいね!
「同条件」とは、使う水、浸水時間、炊飯器・土鍋・かまどの条件を同じに、ということ。

毎日なんとなく食べている方が多いお米ですが、真剣に味わってみると、その奥深さに気がつくはずです。
皆さんのお米ライフが少しでも楽しく美味しいものになるお手伝いができたら幸いです。



新潟県産コシヒカリ
3種食べ比べセット
極上の新潟県産コシヒカリを味比べ。「同じ産地でもこんなに味が違う! 」驚きと感動の体験を。


全国米・食味コンクール
受賞農家のお米 3種セット
コンクールで入賞した実力派農家のお米を食べ比べ。どれも美味しいけれど、風味、食感、香りなどの違いがハッキリ。ハイレベルな食べ比べセットです。

西日本産のお米
3種食べ比べセット
西のお米とあなどることなかれ。メキメキと頭角を現し、人気の西日本のお米を3種セレクト。贈り物としてとても人気の商品です。




「ソロモン流」をご覧になってくださった皆さま、どうもありがとうござました。
冒頭から裸の映像で、ホント、見苦しくて申し訳ありません。

毎日、自分で鏡を見ているはずですが、
あらためてテレビで見ると「ずいぶん歳とったなぁ」と。
とくに東京時代の写真と比べると、かなり違います。
アタリマエなのですが、ちょっとショック(笑)。
「気持ちはいつも26歳」なのですが、ね。

ちなみに、ご紹介いただいた宿(natural inn 「自遊人」)の工事状況は
「順調に遅れています」という感じです。
13室の客室のうち、とりあえず6室をリニューアル中ですが、
年末までに間に合うかどうか……。

少なくとも6室にベランダが付く予定だったのですが、
これは春以降になってしまいました。
春からは残りの7室もリニューアル予定。
さらに浴室棟の移設工事も始まります。

はたして、どうなることやら。
また、Facebookや、こちらでご報告いたします。
明日からも頑張っていきたいと思いますので今後とも皆さま、よろしくお願いいたします。

すべて完成するのは来年の7月末になると思いますが
皆さん、ぜひご来館いただければ、と思います。

放送が終わったあと、「美味しそうなお米!」とたくさんメールやお電話をいただきました。本当に美味しいです。
食べ比べセットなどもご用意していますので、ぜひ、一度、味わっていただけると嬉しいです。

今後ともよろしくお願いします。

自遊人 岩佐十良