自遊人 2009年1月号

夜汽車に揺られて……。


東の「カシオペア」、西の「トワイライトエクスプレス」。
日本を代表する“豪華個室列車”が目指す先は、いずれも北の大地、北海道・札幌。なかでもオールA寝台2人用個室という「カシオペア」は往年の“ブルトレ”とはひと味違う贅沢な列車だ。
まずは、北へ、約17時間の列車旅を誌上でご体験ください。

価格
680円
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カシオペア&北斗星 食堂車メニュー大公開!

本邦初(?)公開、カシオペア&北斗星の食堂車全メニュー。
通常、雑誌やテレビで紹介されるのは『フランス料理』や弁当、朝食などほんの一部の決まった料理ばかり。
ディナー、パブタイム、朝食……。
実は、こんなにたくさんのメニューがあるってご存じでしたか?

-消え行くブルートレイン-
夜汽車に揺られて……。


子供の頃、ブルートレインは憧れの列車でした。
しかし、残る列車はもうごくわずか。今回紹介する列車で“すべて”です。けっして快適でもないし、安くもない。でも懐かしいあの時代を想い出す“ブルトレ”。
騒がしい世間に疲れがちな毎日。夜汽車に乗って旅にでも出ちゃいませんか?
富士・はやぶさ/日本海/あけぼの/北陸/北斗星/

ブルトレ回想
さくら、あさかぜの思い出


かつて夕方から夜にかけての東京駅14・15番線は、汽車旅ファンを胸躍らせる素晴らしい場所だった。
九州をはじめ、中国、関西方面に向かう夜行列車が次々と旅立っていったのである。それを見ているだけで、心ははるかな土地へと飛んだ──。
西行きブルトレの栄枯盛衰を回想する。
──松本典久【鉄道ジャーナリスト】

夜汽車を支える人々
-上野駅の裏方たち-


訪れるも者の郷愁を誘い、旅心を揺さぶる上野駅。 日に3〜4往復の寝台特急が発着する駅で、 それぞれの旅は、直接乗客と接することのない裏方たちの力の集積によって創り出されているのだ。 そんな「夜汽車を支える人々」をモノクロの写真とともに紹介する。
──金盛正樹

まだまだ現役!
急行列車の旅


かつてブルートレインは花形列車であり、夜行急行こそが庶民の生活に密着した足だった。
そして時代は変わり、ブルートレインが存続の危機にあるのにも関わらず、未だ走り続ける夜行急行がある。
「きたぐに」「はまなす」「能登」。
果たしてなんのために走り続けているのだろうか。寝台車を連結する2つの列車に乗ってみた。

夜汽車 その先へ……。
冬のローカル線、ひとり旅。


夜汽車は乗ること自体が旅。でもせっかくやって来たならば、終着駅でローカル線に乗り継いでさらに旅を続けてみたいもの。 今回は、「津軽鉄道「秋田内陸線」「只見線」のほか、冬に乗ってみたいローカル線をピックアップ。この冬は、ぶらり、気ままにひとりで、夜汽車の先の旅を楽しんでみませんか?

【とじこみ付録】
寝台列車全図解


廃止間近のブルートレイン・憧れの豪華列車。全編成一目瞭然! トワイライトエクスプレスの食事全メニューもご紹介しています。
トワイライトエクスプレス/カシオペア/北斗星/サンライズ出雲・瀬戸/あけぼの/はやぶさ/北陸/日本海/はまなす/きたぐに

好評連載中!


〈大好評!連載第35回〉 本物の「食」────森枝卓士
〈大好評!連載第4回〉 百年食堂────椎名誠

■お詫びと訂正■


自遊人1月号「只見線」記事中、131ページ「西山温泉 滝の湯旅館」と133ページ「湯倉温泉 旅館鶴亀荘」の写真が間違っておりました。下記に正しい写真を掲載し、訂正させていただきます。

読者の皆様、関係者の皆様にご迷惑をお掛け致しましたことをお詫び申し上げます。

明治三十二年創業の名宿
西山温泉 滝の湯旅館

創業109年。西山温泉屈指の老舗旅館。男女別の内湯と混浴露天風呂(女性専用時間あり)があり、自家源泉と町営源泉の2本を使用する。泉質はナトリウム‐塩化物泉だが源泉によって微妙に異なり、入り比べるのも楽しい。もちろんすべて源泉かけ流し。

住所 福島県河沼郡柳津町大字砂子原字長坂829(会津柳津駅からタクシーで15分)
電話 0241-43-2311
料金 1泊2食1万650円〜1万2750円(繁忙期は1万2750円)、日帰り入浴500円(10時〜17時)
只見川を見渡す絶景露天風呂
湯倉温泉 旅館鶴亀荘

只見川沿いに建つ一軒宿で露天風呂からの絶景が魅力。ナトリウム・カルシウム‐塩化物・硫酸塩泉。

住所 福島県大沼郡金山町大字本名字上の坪1942(会津川口駅から車で10分)
電話 0241-54-2724
料金 1泊2食1万2750円(休前日同料金)、日帰り入浴500円(要予約、10時〜15時)