自遊人十条
自遊人十条 −世の中に無いものを、つくる。−
世の中に無いものを、つくる。
すでにあるものには、価値がない。新たなものを生み出すことが、クリエイティブの仕事。どうせやるなら、誰もやったことがないことをしよう。
私たちが日々大切にしている思考・行動の指針「自遊人十条」。自遊人を、自遊人たらしめるための十の約束事を、一つずつ解説していきます。なぜこの約束が生まれたのか。どんな想いを込めてこの言葉を選んだのか。その理由を代表岩佐に聞きました。
世の中に無いものを、つくる。
世の中に無いものをつくることは、私たちにとってそもそも当たり前の話です。美大に通っていた時から、ずっとそう。誰かのマネをしても意味がないと言う人ばかりの中で生きていた学生時代。正直自信過剰で、大した才能もないのにできると思っていたフシも多分にあるわけですが、絶えず「オリジナルがつくりたい」。学生中に立ち上げた会社ですから、それが、前提となる価値観になっているのです。でもクリエイティブってそういうものじゃないですか?里山十帖を始めたときも、雑誌が影響力を失い始める中、宿を「リアルメディア」にしようと考えました。「ライフスタイル総合提案施設」とコンセプトを決め、食と環境にこだわって、今で言うSDGsの先駆けのような取り組みを始めましたが、そんな事を言うホテルはどこにもなかった。だからこそ、注目されました。結局、世の中に無いものに価値があるんですよね。どうせやるなら、流行りに乗るようなかっこ悪いことはしたくない。自遊人は、そのプライドを曲げずに持ち続けたことで、ここまで来た会社です。