自遊人十条
自遊人十条 −編集で二律背反を融合させる。−
編集で二律背反を融合させる。
交わらない、ありえないと言われているものの組み合わせこそビジネスチャンス。誰もできないことを融合させられれば革命を起こすことができる。
私たちが日々大切にしている思考・行動の指針「自由人十条」。自遊人を、自遊人たらしめるための十の約束事を、一つずつ解説していきます。なぜこの約束が生まれたのか。どんな想いを込めてこの言葉を選んだのか。その理由を代表岩佐に聞きました。
編集で二律背反を融合させる。
世の中で不可能と思われていたけれど、実は可能だったということは往々にしてあります。たとえば大きな話として、経済の世界では社会主義と資本主義が融合することはないと言われていたところがありますが、中国がそれを実現した。結果、爆発的な成長スピードを生み出しています。ではこれを企業に置き換えて考えてみましょう。これまで相反すると思われていることや「交わらない、ありえない」と言われていることを現実にできれば革命が起こせるというわけです。私たちは、編集で培ったクリエイティブ力を武器に、その革命を起こしながらこれまで成長してきました。新潟の南魚沼を本社にして雑誌をつくる。雑誌社がオーガニックな食品の通販を始める。人里離れた場所でたった13室の宿を成立させる。すべて、はじめから順調だったわけではありません。何かを成し遂げるためには、犠牲も払っていく覚悟が必要です。時間なのか、お金なのか。世の中的には交わらないものなので認知・理解にも時間がかかり、はじめは赤字も出しました。けれど成果が出るまで、しつこくやりつづけ、あの手この手で攻め続けるのです。しかもスピーディに。その結果として、今があるわけです。