自遊人十条
自遊人十条 −非常識にチャンスを見出す。
非常識にチャンスを見出す。
常識という言葉が出る戦略で、小資本に勝ち目はない。当たり前を疑いつづけることで得られる大多数が気づかない視点こそが、突破口になる。
私たちが日々大切にしている思考・行動の指針「自由人十条」。自遊人を、自遊人たらしめるための十の約束事を、一つずつ解説していきます。なぜこの約束が生まれたのか。どんな想いを込めてこの言葉を選んだのか。その理由を代表岩佐に聞きました。
非常識にチャンスを見出す。
そもそも、世の中に常識というものが存在すると思いますか?私は、一貫して常識なんて幻想だと言いつづけてきました。ルールで決めたわけでもないことを、大多数の人が根拠もなく信じ込んで共通認識ができているだけ。そこに実体はありません。そして、だれもが思っていることは、みんなが同じように見ている世界の話。ビジネスで言えば、ここで当然過当競争が起きるわけで、チャンスは一つも生まれません。仮に大手企業のように潤沢な資金を持って、市場を席巻しにいくようであればいいかもしれませんが、私たちは小資本。であれば、誰も見ていない、気づいていない視点に絞り込んで、ベクトルを狭めて全力を投下することが勝ち筋としては当然の戦略なわけです。そう考えると、誰かから「常識では」とか「当たり前でしょう」という言葉が出たときは、むしろ好機。何を常識と捉えているのだろうと考え、原因を突き詰めることで逆にチャンスを手にすることができるからです。世の中の「当たり前」に疑問を持つこと。常に意識しながら日々を積み重ねて行くべき思考の前提条件です。