素材の味を楽しむために
前号では自遊人のオフィスと私たちの暮らしぶりを思い切って公開しましたが、そのなかでもっとも反響があったのが、移住前後の生活比較と「食卓を囲む風景」。
「本当にあんな料理を毎日食べているの?」という声を多方面からいただき、「それでは」ということで、毎日の食卓を写真に撮ることにしました。写真に撮るだけではもったいないので、ウェブに「自遊人の食卓」というページをつくることに。
「レシピを教えて欲しい」という声もたくさん頂戴したので、簡単なレシピも公開しています。毎日、みんなが目分量で料理をつくっているため、実はレシピを載せるのはすごく難しくて、かなり大ざっぱなものではありますが、それは毎日の食事なのでお許しください。
ところで、自遊人の食卓でいちばん大切にしていることは「素材」。ご覧のように、料理はシンプルなものばかりです。素材がよければ味付けはシンプルでいいですし、ということは、調理も簡単。手早く、ささっと料理をつくることができます。
素材は全国から取り寄せます。ただし野菜はおもに自遊人の倉庫と物流センターのある丹波から。現地スタッフの橋場から、週に一〜二回、野菜が送られてきます。自遊人では新規就農者を支援するため、まだ実績の少ない生産者の野菜も仕入れているのですが、その味をチェックするのも私たちの役目。無農薬・有機栽培の野菜とはいえ、栽培歴が浅いと味のバラツキがでることもあるからです。
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