[材料] 4〜5人前
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 3合
アサリ(殻付き)‥‥‥‥ 1.5kg
ネギ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 2本
だし‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 600cc
酒‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 50cc
みりん‥‥‥‥‥‥‥‥ 大さじ1
薄口醤油‥‥‥‥‥‥‥ 大さじ1



「贅沢に感じるもしれませんが、アサリを1・5kg使います。これは“かんだ”のお店でお出しするアサリごはんと同じ分量。旬ならばいいアサリがわりと安く手に入ります。ぜひご家庭でもお試しください」

1)アサリを洗う
「アサリの殻はギザギザしていて泥をかみやすいんです。だから一生懸命ごしごし洗って泥を完璧に落としましょう」。
洗い方は上のポイントで紹介。
2)アサリをだし汁と酒で煮る
鍋にだし汁600ccと酒50cc、アサリを入れ煮る。「この段階で殻に泥が残っていると、だし汁に汚れが出ます。だから“洗い”が重要なんです」
3)2の煮汁を計量し、みりん・
  醤油を加える

2の煮汁を計量(少し分量が増えるので)。煮汁600ccにみりん・薄口醤油各大さじ1を加える。この600ccを使って、ごはんを炊きます。
4)米をとぎ、しっかり浸水、
  しっかり水切り !
米をとぎ、浸水後(冬は50分、夏は30分)、しっかり水切り(50分)を。「水切りが重要。これをしないと米にまとわりついた水分が出てぐちゃぐちゃに」。
5)3、4を合わせて炊く
3、4をかまどに入れて炊く。「3で余った煮汁はこのまま召し上がっても美味しいんですよ。ネギやワカメをちょっと入れるだけでごちそうに」。
6)アサリの身を殻からはずす。
2で煮たアサリを殻からはずす。1つずつ手で丁寧に。むいたアサリは蒸らしのタイミングで最後にかまどに投入する
(ごはんと一緒には炊かない)。
7)刻んだネギと
  6を入れて3分蒸らす

「かまどさん」の公式な使い方では、中火で炊き、上蓋の蒸気口から湯気がでたら、火を止め20分ほど蒸らして完成。その蒸らしのタイミングの最後の最後に⑥ときざんだネギを投入。3分ほど蒸らす。前回同様、蒸らし後、中火で1分火を入れてほかほか仕上げに。
「だしのクオリティで炊き込みごはんの味は決まります。今回で言うと、アサリの煮汁をそのまま使ってごはんを炊くので、アサリが汚れているとアウト。だから“こんなもんでいいかな”と適当に洗ってはいけません。一生懸命ごしごししましょう」

料理のポイント 「あさりの洗いかた」

アサリ料理のキモは“洗い”。殻と殻がぶつかるように、かなり強めにごしごしと約20分、洗いましょう。5回ぐらい真水で洗った後、水1リットル・食塩20gで作った食塩水(塩分濃度2%)に浸し、仕上げにもう一度ごしごし。水に泥が残らなくなったら終了。