[材料] 4〜5人前
ーーーーー3合
ごぼうーーー1本分(約180g)
豚バラ肉ーー300g
パクチーーー半束
しめじーーー1パック(約100g)
だし汁ーーー600cc
かつおだしー480cc
みりんーーー60cc
薄口醤油ーー60cc


「ほぼご家庭の冷蔵庫にあるもので作れるメニューです。豚肉、ごぼう、しめじに、三つ葉を合わせるのが王道ですが、夏はちょっと香りの強いものを食べたくなりますよね? それなので、今回はパクチーをたっぷり使いました。目安は半束ですが、僕はパクチーが大好きなので、この倍は入れます(笑)。パクチーが苦手な方は三つ葉を。三つ葉を使
っても同量でOKです」

1)豚肉としめじをごま油で炒める
豚肉はざく切り、しめじはほぐして準備。フライパンにごま油をひき、豚肉を投入。強火で炒める。「豚肉はごま油で炒めると随分美味しくなります」。
2)豚肉にしっかり焦げ目をつける
「豚肉はどんどん油が出てくるので、ある程度炒めたらフライパンを動かさない。そして触らない。そうやってしっかり焦げ目をつけましょう」。
3)豚肉と一緒にしめじを炒める
豚肉に焦げ目をつけたらしめじを投入。一緒に炒める。「豚肉のあぶらをちょっとしめじにうつします」。ごま油の良い香りがただよいます。
4)ごぼうはそのままで。
  炒めません
炒めるのは豚肉としめじだけ。ごぼうは炒めません。もちろん炒めても良いのですが、大きなフライパンが必要になるので、今日はそのままで。
5)だしを準備。米8に対して、
  だし1の割合で

かつおだし480cc、みりん60cc、濃口醤油60cc、計600ccを用意。「濃い味付けに見えますが、炊飯中にごぼうから水分が出るので大丈夫」。
6)かまどに米、だし、豚肉、
  しめじをいれる

アサリごはん同様、しっかり水切りした米と、だし、炒めた豚肉、しめじを「かまどさん」へ。「フライパンで炒めたままダバッと入れちゃいましょう」。
7)最後にささがきしたごぼうを
  そのまま入れて、炊く

最後にささがきしたごぼうを入れたら、「かまどさん」にふたをして、火にかける。中火〜弱火で約3分、そのあと強火で約7分。沸騰させる。
8)沸騰してぐつぐつしてきたら
  中火に落とす

途中で蓋をあけて、中を確認し焦がさないように注意。沸騰してぐつぐつしだしたら、その沸騰をキープするぐらいの中火に落として、約5分。
9)中火で約5分のあと、
  弱火でさらに約5分

中火で約5分のあと、弱火に落とし約5分。「かまどの中の水分が少なくなっているので、火力を弱めないと焦げます。気をつけて!」。
11)ざっくり刻んだパクチーを
  かまどに入れて、2分蒸らす

ざっくり刻んだパクチーを入れ蒸らす。かまどさんでの炊飯時間は目安。コンロによって火力が違うので、様子をみながら火加減・時間の調節を。

「アジア・中華風炊き込みごはん、というイメージで作りました。豚肉とごぼうが入っているのでしっかりとした食べ応えで、まさにイマドキな“ごちそう炊き込みごはん”です。カツ丼や親子丼の代わりに食べる肉メシって感じ。“情熱の若者向け炊き込みごはん”ですね(笑)」

料理のポイント 「豚肉に焦げ目をつける」

スーパーで買う豚肉はどうしても臭みがでます。それをうまく消してくれるのがごま油。ごま油で炒めて、豚肉を焦がす、というひと手間を加えると、炊きあがった時にふわ〜っと全体にごま油が香って、美味しくなります。とくに焦げ目をつけるのがポイントです。