麻の天然抗菌効果は抜群

麻といっても種類は様々あるのですが、日本で麻と表記できるのはヨーロッパで使われてきたリネン（亜麻）と、日本を始めアジアで使われてきたリネンとラミー（苧麻）。リネンは、肌触りが柔らかいのに擦れに強く、シーツなどとして使われてきました。キッチンまわりでもリネンが使われてきたのは、麻の天然抗菌効果が高いから。しかも通気性に優れ、乾きやすいのが特徴です。

ラミーはシャリ感が強く、そのため肌に密着せずにサラッとしているのが最大の特徴。麻に含まれる天然のペクチンには汚れをはじく効果もあります。やはり抗菌効果が高く、汗や皮脂の臭いが付きにくく、雑菌の繁殖を抑制します。しかも天然繊維の中でもっとも吸湿性・放湿性・熱伝導性に優れているので、体の熱を吸収して常に温度を低く保ちます。そのおかげで、麻はひんやりした肌触りなのです。

このひんやりした肌触りから麻というと夏専用のイメージがありますが、実は３シーズン使える快適素材。とくにじめじめした梅雨時期に麻は威力を発揮して、常にさらっとした肌触りで快適な睡眠を得られます。また残暑厳しい秋口にもぴったり。

メンテナンスは家庭の洗濯機で洗うだけ

麻は取り扱いが難しそう」というイメージがありますが、石田屋の「洗える！麻掛け布団」は、ご自宅の洗濯機で丸洗いＯＫ。洗濯ネットに入れて中性洗剤で洗うだけです。これなら汗をいくらかいても大丈夫。抗菌作用が極めて高いため、綿のタオルケットのようにこまめに洗う必要はありませんが、「いつでも洗える」というのは心理的にも安心です。

麻は「ごわごわしている」「シワになりやすい」「かたい」などのイメージを持っている方も多いと思いますが、この麻布団は表生地をリネン麻の非常に細い糸でガーゼ状に織ってあるので、軽くて柔らかいのが特徴。肌触りがとても気持ちいいんです。

人は肌触りが「心地よい」と感じると、寝付きが2倍良くなると言われています。
麻は吸汗性、通気性に優れているだけでなく、ひんやりした肌触りがなによりも魅力。暑い夏も快適に過ごすことができます。

大人気商品なので、売り切れたら終了、来年まで製造はありません。ぜひお早めにお買い求めください。

リネンガーゼの側生地はとても柔らか。ゴワゴワした麻のイメージとは無縁です。もちろんチクチクすることなど皆無。それでいて肌にあたっている部分がひんやりするから不思議です。やっぱり天然素材は偉大、ということでしょうか。ちなみに良質な麻でないとひんやり感は出ないのだそうです。農薬を使用して育てられた麻は繊維に薬品が詰まってしまい、熱伝導率が低くなってしまうのだとか。良質な麻だからこそのひんやり感。ぜひ体験してみてください。ご家庭の洗濯機で簡単に洗えるというのもありがたいですね。 （オーガニック・エクスプレス　商品開発担当　小沼百合香） この麻掛け布団の肌触りは麻とは思えないほどソフトです。子供用のガーゼのようで、ふんわりさらさら。それでいてひんやり感があるので、本当に不思議な触感です。中綿にも良質な麻を10０％使っていて、この価格はかなりリーズナブル。昨シーズンはあっという間に売り切れてしまった人気商品です。麻なので素早く乾くのも特徴。朝、起きてすぐに洗濯して干せば、夜までに乾いてしまいます。これなら汗かきにも安心ですよね （雑誌「自遊人」編集長　岩佐十良）