石田屋さんは、能登の宿「さか本」さんからの紹介で6年ほど前に知りました。試しに自宅で敷布団を使ってみたらとても良くて。疲れの取れ方や起きたときの爽快感にはっきりとした違いを感じました。掛け布団も中綿だけではなく側生地にもこだわっていて、質がいいのです。

 実際に自分で試して良さを実感したので、客室も石田屋の寝具に切り替えることにしました。客室ではウッドスプリングの「ふとんエレメント」、「バランスプロファイル敷布団」、カウフマン社の羽毛布団のほか、麻の掛けカバー、肌掛け布団などを使用しています。

 3年前から、夏は夫婦で『麻掛け布団』を使いはじめました。夏の寝具で“寝心地の良さ”と、“インテリアになじむ見た目”のものを求めており、石田屋さんに相談したところ、この布団を勧められました。実際に使ってみると、麻のさらっとした感触と、適度な軽さがとてもいいです。夏場は、信州の山の中でも寝始めの時間帯は暑いのですが、この布団は心地良く眠りにつけます。

夏も冬も石田屋の寝具を使っていますが、寝苦しい夏には、特に違いを感じます。夏場は『麻のベッドパッド』、『麻の枕カバー』、『麻掛け布団』を使っています。使い始めて、素材の良さによって眠りの質に違いが出ることを実感しました。

 麻の寝具はセットで使うと湿気や熱が布団の中にこもらずかなり快適なのですが、特に気に入っているのは『麻のベッドパッド』。さらっとした表生地、体を横たえたときのとひんやりした感触は良質なリネンならでは。枕カバーもベッドパッドと同じ生地で、汗をかいてもさらさら。一年中愛用している方が多いのも納得できる心地良さです。さらに通気性抜群の『馬毛の枕』をセットで使えばさらに快適です。

 自宅のある越後湯沢の夏は過ごしやすいとはいえ、寝苦しい夜もあります。以前は寝付けなくてエアコンを付けることもありましたが、今では少々暑くても冷房を付けずに眠れるようになりました。