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もちろん、将来的には米の価格は下がることが予測されます。大規模農業生産法人が次々に生まれていますし、技術革新も進むでしょう。
ここで問題になるのが山間地の田んぼです。100ヘクタールといえば、実に東京ドーム21個分です。山間地にはそんなにまとまった農地があるわけがありませんから、そのような山間地の田んぼや効率の悪い田んぼは全滅、ということになりかねません。
新自遊田のような農地は日本全国、至るところにあります。とくに西日本は深刻で、平場の田んぼでも、収益が成り立たずに放棄される田んぼが増えているのです。
果たして、このような農地は放棄するしかないのでしょうか。守るのであれば、その原価と市価との差額を誰かが出さなければなりません。
効率の悪い田んぼでできるお米は手間とお金がかかります。だからこそ放棄されるわけですが、私たち日本人は本当に真剣に、これからの農業をどうするか、考え、そして選択しなければいけないような気がしています。そして私たちは、環境保全の観点でももっと農業を考える必要があると思うのです。 |
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