地元は新潟県長岡市で、ビジネス系の専門学校を卒業後に機械メーカーに就職。10年ほど勤務した後、結婚を期に退職し、夫の住む南魚沼市に引っ越してきました。子供は3人。少しずつ手が離れてはきましたが、まだまだ子供中心の生活スタイルです。もともと冬に夫の両親が経営していたスキーの民宿を手伝っていたのですが、冬季以外も働ける場所を探している時に、義父を通じて紹介してもらったのが、里山十帖でした。子供が学校に行っている空いた時間を使ってルーム清掃ならできるかなと思って入社をしたのですが、だんだんと朝食のサービスやチェックアウト対応までと業務が広がり、現在に至ります。平日休日問わずにシフト希望を反映してもらえるので学校行事に参加できること、また冬季勤務が不可という条件も受け入れてもらえ、とても働きやすく、ありがたく思っています。
ルーム清掃では、主婦の目線が活かせていると感じています。家でも普段から人が使ったものの片付けをやっていると、普通の人には見えないところにも目が届くようになっている自分に気がつきます。特に気をつけているのは、前のお客様が居た形跡をひとつも残さないこと。シーツのシワなどもそうですし、ポットやカップの置き方一つとっても、誰かが使った形跡って分かるじゃないですか。気持ちよく宿泊していただくための大前提として、まずはしっかりと清掃された部屋があること。そのために常に厳しい目線でチェックするようにしています。細かいところに気がつけるかどうかは、得意不得意があると思います。一緒に働くメンバーによってその目線に違いもありますが、お互いがいい所を活かしあって、チームでお客様に素敵な体験をしていただければと思っています。
お客様に「どの季節が一番おすすめですか?」と聞かれることがあり、一瞬返答に戸惑ってしまいます。なぜなら、すべておすすめだからです。食事はもちろんですが、一歩外へ出れば目の前にあるのは自然のみ。季節ごとに趣が異なり、それは通勤のほんの少しの間でも垣間見ることができます。深呼吸をすると、毎朝子供たちを学校へ送り出すまでの慌ただしさが消えていくように感じますね。そんな体験をお客様にもしていただいて、帰られる際「来てよかった。」「また来ます。」など言っていただけた時に、この宿を気に入ってもらえたのだと、里山十帖の一員としてとてもうれしく思います。それと同時に、さらに気を引き締め仕事に取り組まなければと感じています。
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Profile
鈴木いずみIzumi Suzuki
2014年入社/新潟県長岡市出身
1976年生まれ。情報ビジネス系の専門学校卒業後、長岡市内の工業機械関係の企業に就職。結婚を機に南魚沼市へ籍を置き、冬場のみ夫の両親が営んでいた民宿を手伝う。育児が落ち着きだしたころパートタイマーとして「里山十帖」に勤務。清掃のリーダーとして活躍しながら、朝食サービス、チェックイン・チェックアウトなど多岐にわたり活躍の場を広げている。