1センチ四方に羊毛3300本!これが肌触りと密度感の秘密
このベッドパッドに使用されている羊毛は、オーストラリア産メリノ種のホワイトムートン。しかも生後6〜12ヶ月の貴重な「ショーンラム」の毛だけを使用しています。1センチ四方になんと平均3300本の羊毛を使用しており、密度感やスプリング効果も抜群。長さ2.5センチに刈り込まれた1枚のベッドパッドには、なんと約8〜9頭分もの羊毛が使用されています。
ムートンと聞くと「冬用」をイメージしますが、高品質のムートンは綿素材よりも吸湿・放湿性に優れ、冬暖かく、夏涼しいのが特徴。年間を通じて快適に使えます。しかも高品質のムートンは毛の表面に天然の脂が微量ですが含まれているため、汚れが付きにくいのもポイント。シーツを使用しなくても、汚れはほとんど気になりません。もちろん動物臭もまったくしません。
とくに夏はエアコンをかけて寝ても、体が冷えないのが特徴。ジェルのシートやクールシートなどは最初は冷たくてもそのうち体温と同じ温度になって、さらに表面がビニールなので汗がベタついて不快だったりしますが、このムートンの場合は朝までさらさら。この感覚は極上の天然素材ならでは、です。
適宜のリフォームで長期にわたって使えます
エアコンをかけずに寝る方は、暑い時期にはリネンのシーツを使うのがベスト。肌触りはさらさらなのに体は冷えることもなく、しかもベッドパッドの保護になりますから、さらにベッドパッドが長持ちします。
ちなみにこのムートンベッドパッド、価格は高価ですが、長期にわたって快適さが続きます。高密度のショーンラムの毛は、体重の加圧による捻れやスレにも強いため、長期間にわたって使用できるのです。
リフォームの目安は腰などの体重のかかる部分の毛が寝てしまい、復元しなくなったら。羊毛はその品質に関わらず、繰り返し圧力がかかるとフェルト化しますが、完全にフェルト化するとリフォームできません。
使う人の体重や使い方によって差はありますが、だいたい5〜10年使ってリフォームをかければ、さらに5〜10年の使用が可能。汚れは5年に一度洗浄するのが目安ですが、洗浄もリフォームも石田屋で責任をもって行いますので、安心してお使いください(有料)。
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まず、毛のやわらかさにビックリします。そして次に毛の密度感。柔らかいのにしっかりと体が支えられ、快適さは群を抜いています。ヘッフェル社の「ウールベッドパッド」もかなりの寝心地ですが、こちらは世界観がまったく違うほどのホールド感。とくに馬毛の「ロースハーマットレス」と同時使用したときの相性が抜群で、全体のクッションは硬めなのに硬く感じず、体全体をしっかり支えてくれます。価格はそれなりに高価ですが、長期間使用できるのも魅力。カバーをかけても、弾力やホールド感は変わりません。ときどきカバーを外して、羊毛の感触を楽しむのも良いかもしれません。
(オーガニック・エクスプレス 商品開発担当 小沼百合香) |
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