トップページ いい敷布団とベッドの選び方

ベッド専用という方にはどんな組み合わせがよいでしょうか。

「リフォーマエレメント」の上に「ラテックス」の7センチ、そして「ヘッフェル ウールパッド」を組み合わせるのがベストです。「リフォーマエレメント」のスプリングは4層構造になっていて「ふとんエレメント」よりさらに体型にフィットして体圧を分散させてくれます。
このセットの価格を見る

その上に敷く「ラテックス」は天然ゴム100%の自然派マットレス。高反発でも低反発でもなく、体圧分散機能には最も優れています。しかも「リフォーマエレメント」との相乗効果でさらに体圧を分散させてくれるので、体圧による循環器系への圧迫を防ぎ、快適な就寝姿勢を実現します。

天然ゴムは天然抗菌性能が高いのも特徴です。カビやダニの心配もほとんどありません。もちろん「ラテックス」を覆っているカバーは、多湿やメンテナンス不足だとカビますから、絶対にカビない、ということはないのですが、「リフォーマエレメント」を下に使えば通気性も抜群。一般的な繊維素材に比べて耐久年数も長く、清潔に使うことができます。

ちなみに「ラテックス」は5センチと7センチがあるのですが、5センチだとマットは薄いので硬いのに、「リフォーマエレメント」のスプリングの影響を受けすぎて、寝返りをうったときに“ぼよーん”とした反発をかなり受けてしまいます。そこで石田屋では寝ているときの安定感から考えて、7センチをおすすめしています。

「リフォーマエレメント」は定番だとして、マットレスはもっと最上級のものがありますよね。

究極の寝心地を実現したいという方におすすめなのが、「ムースブルガー 馬毛マットレス」。ヨーロッパでは昔から最上級のマットレス材料として知られているのですが、現在では供給量が極端に少なくなってきました。15年ほど前には馬毛屋さんがあちこちにあったのですが、今はもう数社しかありません。

供給量が少なくなっているのは、とにかく手間のかかる素材だから。馬のしっぽの毛を100%使用するのですが、きれいに洗浄して、繊維をならして、そのあとぐるぐる丸めて蒸すんです。もともと馬の毛はストレートですから、スプリングをつけるためにカールをつけなければいけないんですね。

なにしろ大変な作業で、当社が仕入れている馬毛屋さんは月の満ち欠けによって馬の毛を切ったり、蒸したり、干したりしています。それによって品質が変わるというのですが、本当に究極のこだわり自然素材ですよね。

馬毛の特徴はなんと言っても失われない弾力性。通気性・吸湿性・放湿性が抜群に優れています。なんとマットレス1台分で、約50リットルの吸湿性を持っていると言われ、強靭な弾力性により圧力がかかった状態でも通気性を保つことができます。

今や、馬毛100%のマットレスや敷布団は希少品のようですね。特別なルートを持たないと入手できない素材と聞きます。その分価格も高価ですが、耐久性も半永久的と言われていますね。

100年はもつでしょう。しかもメンテナンスがラク。「ムースブルガー 馬毛マットレス」は通気性抜群ですから基本的にメンテナンスフリー。カバー類をこまめに洗濯するだけで、特別なお手入れは不要です。

中綿は60個のパーツに分かれていて、これを取り出したら側生地も洗濯OK。実は、馬毛自体も水洗いできる素材で、ヨーロッパではこのパーツを洗濯機に入れて、そのまま丸洗いしています。洗濯してもへたれませんし、陰干ししたらすぐに乾きます。ただ、どうしても天然の色素が色落ちしやすいので、気にされる方にはおすすめできません。特にひどい汚れが無い限り、晴天が2日以上続いた日に陰干しするだけで、馬毛が持つ天然の抗菌効果を維持できます。

体重がとくに強くかかる部分が傷んだら、その部分のパーツだけを交換することもできます。10年に一度、当社へリフォームに出していただければ、すべてを洗浄して、傷んだ部分を交換して、新品に蘇ります。

実はこの1個のパーツが馬一頭分。つまりマットレス1枚で約60頭近くの馬毛のしっぽを使っているのです。

馬毛と聞くとゴワゴワした寝心地を想像しますが、硬くもなく、柔らかくもない、絶妙なスプリング感ですよね。「ラテックス」も天然ゴムを原料にしていますが、このクッション性はやはり天然素材ならではのものなのでしょう。格段に寝心地が違いますね。

硬めなのに包み込まれるような安心感があると思います。体圧がみごとに分散するので体にかかる負担は最小限に抑えられます。ですから「リフォーマエレメント」の上に「ムースブルガー 馬毛マットレス」、そして「ヘッフェル ウールパッド」の組み合わせは究極の寝具と言えますね。
このセットの価格を見る

さらにベッドパッドを「ヘッフェル ウールパッド」から「ムートンベッドパッド」(詳細別ページ)に変えると、これはもう、健康面から考えても、寝心地から考えても、これ以上はない組み合わせになります。
このセットの価格を見る

布団派の方の場合は「バランスプロファイル」の敷布団を「ムースブルガー 馬毛敷布団」に変えればいいのですよね。あとはパッドを「ヘッフェル ウールパッド」にするか、「ムートンベッドパッド」にするか。私の個人的感想としては、健康を第一に考えるなら、ムースブルガーの馬毛マットレスと馬毛敷布団を重視して、ベッドパッドは「ヘッフェル ウールパッド」で十分かな、とも思います。
このセットの価格を見る
そのあたりはご予算に応じてで、よろしいのではないでしょうか。馬毛は軽いので折り畳める敷布団の製品もあります。ラテックスはかなり重い製品なので、上げ下ろしは無理でしょうが、馬毛なら大丈夫です。

前のページへ 1 2 3 次のページへ





ラテックス
天然ゴム100%のラテックスマットレス。天然の抗菌性能があり、カビやダニの心配が少ないので、お手入れも簡単。一般的な繊維素材と比べて耐久性があり、カバーのこまめなメンテナンスでより長くお使いいただけます。


ムースブルガー馬毛マットレス
ヨーロッパでは最高級品として知られる馬毛を使ったマットレス。古くは、ローマ法王をはじめ王侯貴族のみが使用できる寝具だったとか。使い心地が良いのはもちろん、100年も使えるほど、耐久性に優れています。


ヘッフェルウールパッド
オーガニックウールを100%使用した「ヘッフェルウールパッド」。質の良いウールを使用しているので、通気性が良く、夏場も使えます。通常のホームドライクリーニングでOKなので、汗をかいても安心。

ムートンベッドパッド
1センチ四方に約3300本もの羊毛を使用しているので、密度感があり、肌触りもスプリング効果も抜群。体圧を効果的に分散してくれます。冬は暖かく、夏は涼しく、オールシーズン快適に使えます。